モノの価値について。

2012.03.22

そういえば。土曜日の昼下がり。息子と二人。車でもらい事故に合いました。となり町の小さな市営動物園の駐車場での出来事です。僕も息子も幸い大きな怪我もなく大事には至りませんでした。

前方の車が駐車場内の縁石に乗り上げてしまい立ち往生。そのまま勢い余って後方で待機していた僕の車にバックで激突。日本車からは決して感じる事のない、イタリア車の品の良いクラクションの音も虚しく鳴り響くだけに終わりました。

"市場価値より修理代金がオーバーした場合、その差額は支払わない。"

だそうです。今回の修理代金は、市場価値の2倍はかかるとの車屋さんからの見積もり。これでは完全にボクの事故もらい損じゃないですか!?ボクは完全に停車していて相手の方が100%悪いんですよ。でもそんな事関係ナシ。市場価値 > 修理代金なんですね。

こんなボクでも市場価値の理屈はわかります。でもこれじゃいつまで経っても日本という国にはDIYはおろか、「新しいモノ最高!古いもの価値ナシ!どんどん買い替えてYO!」的な市場価値至上主義が蔓延っても当然。

結果、日本にはパリの様な個人事業主が経営する個性豊かなCAFEが街中に溢れる出すことはほとんどなく、良くわからん市場価値の理屈で、緑色のカフェや、ハンバーガー屋のCAFE、おうちCAFEと言う意味わからんコンビニ商品が乱立し、彼らの巨大な看板は街の景観を完全に壊してまっているという最悪の状況。

はっきり言います。市場価値至上主義クソです。思想が古い。時代遅れです。ボクの事務所や家に来られた方は知っていると思いますが、ボクの身の周りモノは古いモノだらけです。(笑)

そしてそのような数々の市場価値の無いモノをボクは愛し、そしてボクを形成しているのです。

つまりは。ボクには市場価値が無いってことになりますね...(涙)

追伸1)今回大変お世話になった近くの車屋さんを紹介させてください。 アルファロメオ専門のメカニックを担当しその後独立された、Alberoの熊谷さんです。 イタリア車を得意としていますが、欧州車、日本車もしっかり面倒みてくれます。 本当に丁寧な車屋さんです。事故の件が落ち着いたら、ボクの住む北摂エリアを、 南米キューバのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの映画の風景の様に古い車が 走る変な!?街づくりのための企画をにわか検討中です。 Albero|アルベロ

追伸2)最近ネットで契約完結する車の保険は、価格を安くする為に保証内容を簡素化し価格表示しています。今回の事故のケースだと保険加入者が「対物全損補償」特約を付加していれば、もっとスムーズに事故解決したはずです。そういう意味では、今回の事故の加害者の方も保険屋の説明責任の不十分という面で被害者だと思います。みなさんも保険証書見なおしてみてください。+1,500円ほどの特約ですから!

追伸3)車王国ドイツの車事情。日本人が大好きなメルセデスは本国では、Aクラスでさえ、54歳を過ぎてから乗れる代物。それまではみんなメルセデスやBMWおろか、新車に乗ることもありません。特に欧州の人はモノを大切にする精神が車だけに限らずあらゆる領域に備わっています。もちろん制度・法律も含めてです。羨ましいです。 ドイツ自動車事情