暮しの中のデザイン

2014.01.10

えっとですね。今年一年のBLOGのテーマを少しまじめに考えてみたのです。あれ以来。やはり僕の中でのインパクトはすごく大きかった訳です。あれというのは311のことです。誰も読んでもいないBLOGに、何を書いて良いのかずっと悩んでいたし、ちょうどその年の前くらいから、奈良県の茶農家の巽さんと、何か新しいことが出来ないかと考えていたり、自分の働き方もどうしようかなって思っていたりしていた時期でした。

そんな時に311は突然やってきました。それ以降ですよね?日本の農業や、地域が今までにないスピード感でドドっと表舞台に出ていって。ちょうど同じ年にグッドデザイン賞の応募を見つけて、巽さんと一緒にはじめたお茶のプロジェクトをエントリーしたら、ええ!?グッドデザイン賞を受賞。

茶畑のオーナー制度という、姿カタチのないモノをデザインの領域として理解していただき。独学でこの世界に入ったから、この受賞はうれしかった。何よりも、自分の向かっている方向は間違っていないんだなと自信が持てたのが大きかったんですね。

前後して、資本主義とデザインの事が大きく語りはじめられる様になって。ウィリアム・モリスのアーツ&クラフツ運動だったり。柳宗悦の民藝運動だったり。僕も全然勉強していなかったから、20世紀のデザイン史を読んで。大量生産・大量販売で人の生活を豊かにしようと考えた、T型フォードの生い立ちや、GMとの関係。そして20世紀のデザインの方向性を決定的にした、スタイリングという、見た目で消費を促す「モデルチェンジ」という概念を知る訳です。

京都の学生時代のバンド仲間で、今は名古屋で僕と同じ、個人デザイン事務所をやっている、K君が、「日本のグラフィックデザインの歴史も面白いよ。やっぱり亀倉さんと名取洋之助だね。」と。亀倉さんって東京オリンピックのポスター亀倉さん?!本も書いている?名取洋之助?ネットで検索...おっと!戦前戦後のプロパガンダ紙、NIPPONの編集長!

図書館で借りたりネットで買ったりして、メモをとりながら少しづつ読んでいますが、早々たるメンバーが出てきます。今は亀倉さんの本に出てくるヒトを中心に、日本のグラフィックデザインの戦前・戦後をBlogでまとめているので、またそのうちお見せできるかなと。

さて。『暮しの中のデザイン。』この言葉、広告批評の編集長だった天野祐吉さんと絵本作家で画家の安野光雅さんが書いている『ことば・握手・旅』って本の副題。ちなみに出版社は、暮しの手帖社です。『暮らし』じゃないです、『暮し』です。『手帳』じゃないです。『手帖』です。

安野さんは、『デザインというのは、モノの形だけでなく、人の心の問題ともかかわる、もっと広いものだ』と本文にあって。この本15年以上も前に買った本なんですけど(初版は平成6年とあります。)今ごろになってそのコトバが、目に留まってじわっと広がってくるんですよ。

僕がデザイナーとしてキャリアをスタートさせた頃は、たとえばリビングの机の上にあるコップの裏にあるロゴに夢中になれた訳です。けれど、それがだんだんと、カメラがゆっくりズームアウトしていくように、ロゴのあるコップそのものへ。そしてコップがのっている机へ。それから机が置いてあるリビング空間。さらにはその空間で生活するヒトへと、デザインの興味の対象が広がっていきました。

あらためまして。『暮しの中のデザイン』。すごくイイ言葉だと思いませんか。このBLOGを今日からしばらくは、『暮しの中のデザイン』をテーマに書いていこうと思います。そしてBLOGだけじゃなくて、こころの中にも、『暮しの中のデザイン』をそっと忍ばせて、モノの形だけでなく、人の心の問題ともかかわる仕事を心がけたいとおもいます。

言っちゃった。言っちゃいましたね。(笑)


 

息子が6歳になりました。

2012.07.17

遅ればれながら。 息子が6歳になりました。恒例の一年間 12ヶ月 12枚の写真をアップしました。

改めて見てみると、小さい頃に撮った写真っていうのはズーム気味で、彼ばかりにフォーカスしているのに気づきますが、 この一年間に撮った写真っていうは、彼+空間であったり、彼+人であったり。

彼がこの世の中で人やモノゴトと深く関わり始めているって事なんですね。またそうやってカメラ越しに感じている親としても眼差しの写真でもあると。

いつも皆様ありがとうございます。 どうぞこれからよろしくお願いいたします。

追伸)BLOGが季刊誌のごとくまったく更新されないませんね...

 
 

息子が6歳になりました。

2012.07.17

遅ればれながら。 息子が6歳になりました。恒例の一年間 12ヶ月 12枚の写真をアップしました。

改めて見てみると、小さい頃に撮った写真っていうのはズーム気味で、彼ばかりにフォーカスしているのに気づきますが、 この一年間に撮った写真っていうは、彼+空間であったり、彼+人であったり。

彼がこの世の中で人やモノゴトと深く関わり始めているって事なんですね。またそうやってカメラ越しに感じている親としても眼差しの写真でもあると。

いつも皆様ありがとうございます。 どうぞこれからよろしくお願いいたします。

追伸)BLOGが季刊誌のごとくまったく更新されないませんね...